あっという間に10月です。

今週末には、ジャパンオープンとカーニバルオンアイス。
この観戦&鑑賞でシーズンスタートという方も多いですよね。

ジャパンオープン、始まったころは、ゴールデンウィークのころにやっていましたよね。
先日、そのころの資料をいろいろ読み返していたのですが、選手によって「シーズンの終わり」「シーズン最初の試合」など、とらえ方がまちまちだったのも懐かしいです。

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毎年この時期の心の結構大きな部分を占める、ハードディスクの、去年(だけでなくその前のもいろいろ入っちゃっているんですが)のスケートの番組をディスクに移さなきゃ問題。
今年もがっちり生じてきていますし、解消のためにそろそろ本腰をあげなくちゃ、と思っているところです。

どうしてこんなにたまってしまうのか。

まあ、昨季はシーズン中に子どもを産んだり、その後半月くらい入院したりしているうちにシーズンの1/3くらいが過ぎて、その間、とにかく録るだけ録っていたから、もう、いつも以上になにがなんだかわからなかった、ってことで、仕方なし。ってことにしました。

うちのブルーレイ、録画した番組一覧に、番組名の前半10文字くらいが表示されるんです。
これってすごく便利なんですよね。
何を録ったのかすぐわかるから。

でも同時に、スケートの番組のタイトルって「2016-17シーズングランプリシリーズ第1戦スケートアメリカ女子シングルショートプログラム」とかってことが多くて、最初の10文字くらいじゃ、いったい何が録れているのかわからない問題、も実は毎年じんわり生じています。
みんな、このあたりどう気持ちのやりくりをしているんだろう。

もちろん、その番組タイトルのところにカーソルを合わせておくと、その先の文言がゆっくりと1文字ずつ出てはきます。
出てはくるんですが、私は、それを、待てない。
何も急いでないんだけど、その10秒くらいだけはどうしても待てない。
いつも「これを待つなら、録画たまってもいいわ~」と、謎の判断を下し、ハードディスクの中身がラビリンスになっちゃうんです。

できうるなら番組タイトルは、「16-17スケアメ女子SP」とかだと最高!
って、実はみんなひそかに思っているんじゃないかと思います。

ていうか、それよりなにより、録ったらすぐ見ればいいんですね。
なので今季の第一目標は、「録ったらすぐ見る」です。

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さて、『フィギュアスケートLife』Vol.11が発売になりました。
おもにシーズンオフにインタビューしたものですが、今季に向けた思いなどを聞いているので、いまから読んでも十分間に合います。
選手たちのインタビューを読むと、こういうことを考えているのね、と、演技の見方が少し変わるかもしれません。
素敵な写真も満載です。


フィギュアスケートLife Vol.11
フィギュアスケートLife Vol.11

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また、各地での講座もありますので、シーズンが始まってお忙しいと思いますが、お時間とご興味があったら、ぜひご参加ください。
お待ちしています。
1人参加の方がほとんどですので、ドキドキしていらっしゃる方も、ぜひ普通にご参加くださいませ。
男子シングルの過去20年ほどを振り返る1時間半です。伝説ともいえる、ヤグディンとプルシェンコが至高の戦いを見せた4年間。その後、採点方式が変わり、4回転を回避する戦略をとる選手も少なくなかった時代を経て、再び4回転が跳ばれるようになり、多種類多数回の4回転時代になって……平昌五輪シーズンが始まったこの時期に、男子シングルの世界を振り返ることによって、現在の男子シングルをより深く楽しめる講座をめざします。


●NHK文化センター 神戸教室
10月9日(月・祝)15:00ー16:30

「もっと知りたいフィギュアスケ-ト ~五輪のあるシーズンとは~」
平昌オリンピックシーズンが始まり、毎週のように世界各地で試合が開催されています。シーズン序盤のこの時期に、これまでのオリンピックシーズンをいくつかピックアップして、それぞれのオリンピックシーズンがどう推移し、それがオリンピックにどうつながったのか、男子シングルを中心に振り返ります。そして、4か月後に迫った平昌オリンピックに向けて、現在の選手たちの動向やシーズンの推移を推察します。
フィギュアスケートを長く取材してきたライターならではの話を聞ける1日限りの人気講座です。


上の2講座は、3連休の最終日、しかもジャパンオープンとカーニバルオンアイスの翌々日で、申し訳ありません。
梅田と神戸、同じ日の講座ですが、内容は違います。
なんと、両方参加してくださる方がかなりいらっしゃるとのこと。
前回の関西での講座は、梅田と京都だったのですが、あのときもたくさんの方が両方来てくださいました。
本当にありがとうございます。
移動、お互いにがんばりましょう!


栄 中日文化センター
11月23日(木・祝)13:00-14:30

「平昌五輪に向けたフィギュアスケート界の動向を洞察する」

グランプリシリーズも、スケートアメリカとファイナルを残すだけになったこの時期に、ソチ五輪後からここまで4年弱の流れを改めて振り返ります。そして、その流れがグランプリファイナルを経て、2か月半後に迫っている平昌五輪へとどうつながっていくのか、取材現場でのさまざまなエピソードとともにお話します。フィギュアスケート観戦がこれまで以上に楽しくなる講座をめざします。


●朝日カルチャーセンター 新宿教室

11月4日(土)13:00-14:30

「フィギュアスケートの楽しみ方①  ~珠玉の演技を振り返る~」

今年4月に開催した講座の第2弾です。フィギュアスケートではときに、選手の心身の状態がかみ合ったものすごい演技に出逢うことがあります。そうした演技とその背景や状況をご紹介することで、五輪シーズンの観戦モチベーションをさらに高めます。


11月18日(土)13:00-14:30

「フィギュアスケートの楽しみ方②  ~選曲の妙~」

フィギュアスケートに重要な要素はたくさんありますが、なかでもプログラムの選曲は、そのシーズンの動向を左右することもあります。そうした、フィギュアスケートのプログラムの「選曲」。特に秀逸な選曲、というものについて、具体的な例を交えてお話します。


12月2日(土)13:00-14:30

「フィギュアスケートの楽しみ方③  ~ソチ五輪後ここまでの流れから、今季を展望する~」

グランプリシリーズもファイナルを残すだけになったこの時期に、ソチ五輪後からここまでの流れを振り返り、今、選手たちがどういう状況にいるのか、それが平昌五輪とどうかかわってくるのか、といったことを、取材現場の話を交えながらお話します。